ブログ運営者プロフィール

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名前:trader TAKA
年齢:40代
家族:妻1人、子供2人、大型犬1匹
拠点:日本のどこか
趣味:お酒、バイク、キャンプ

僕がトレーダーを目指した理由。

こんにちは。あるいはこんばんは。
trader TAKAです。

僕は2009年からFXとCFDトレードを行っていますが、はじめるキッカケは、何年も前に遡ります。

22歳の時、僕はある企業に就職をしました。「就職氷河期世代」の僕にとって就職が決まっただけで嬉しかったです。しかし、いざ働いて見るとそこは見事なまでのブラック企業。

意味のない残業を強いられ…
謎の就業規則を規せられ…
客と上司からは超パワハラ行為を受け…
そして、最低賃金を下回る…

TAKA
TAKA

いま考えると完全に労働基準法に違反していたので会社を辞めて訴えればよかったと後悔しています。。。

こんなひどい環境だったけど僕は声をあげることができませんでした。なぜなら僕にも生活があったから。上司に逆らったり客に文句を言ってクビになるのが怖かったんです。

結局、この会社は8年勤務してやめました。

その後、インターネットビジネスの会社を立ち上げアフィリエイトやコンテンツビジネスの運営を行っていました。

努力の甲斐あって会社は数年で軌道に乗り、僕の生活も安定してきたんです。

しかし、ある日…

僕が作ったサイトがgoogleの規約に反しているということで広告を止められ、そこで売上が完全にストップ…さらにその翌月、決済会社のペイパルにも規約違反があるとのことで売上金を凍結されてしまいました…

僕はgoogleにもペイパルにも何度も何度も連絡し処分の取り消しをお願いしましたが返ってくる返答は一つ。

「個別の事案にはお応えすることができません。」とのことでした。

僕が明らかな規約違反をしていたなら、まだ納得もできたのですが、どこが規約違反かも分からず一方的に広告を止められたり、売上金を凍結させられたりしたことに、どうしても納得ができなかったのです。

その時、twitterなどを見ると同じような悩みを抱えている人が結構な数いることに気が付きました。

この時、僕は気付いたんです。

起業して自立したつもりになっていたけど、結局はサラリーマンと何も変わらないってことに。

サラリーマンの運命は会社や顧客に握られています。だからサラリーマンの時の僕は上司や客に逆らうことができなかった。

そんな働き方が心底イヤで起業をしましたが結局、起業しても同じでした。googleや決済会社の言いなり。彼らに僕の運命は握られていると思い知らされたのです。

サラリーマンは会社や顧客に依存して稼ぐ。起業家は自分の会社を持っただけで取引先や顧客に依存して稼ぐことには何ら変わりなかったのです。そこで僕ははじめて…

何にも依存しない、
誰にも僕の運命を握らせない、

そんな仕事がしたい!

と思うようになり、行き着いたのがトレーダーという職業でした。

何にも依存せず稼げるのはトレーダーだけ。

サラリーマンや会社員、OL、フリーター、フリーランスは会社や取引先、顧客に依存して稼ぎます。

そのため、何か理不尽なことがあっても基本逆らうことができません。なぜなら、逆らうと「クビ、解雇、契約解除、売上減」となるからです。非常に弱い立場で働かされているのが現状です。先ほども書きましたが、それは起業しても同じです。

トレードにはそれがありません。
結果を左右するのは自分の実力のみ。
それ以外の要素は何一つ介入してきません。

証券会社に依存してると考える人もいるかも知れませんが今の時代、証券会社はどこを使ってもさほど変わりはありません。

万が一にも、いま使っている証券会社が使えなくなったとしても国内外に証券会社は山のようにありますので、資産を移すだけで済みます。

資産を凍結されたり没収されることもありません。彼らは金融庁の認可を受けた金融商品取引業者です。資産の没収などはできない法律があります。
(※海外口座はその限りではないので僕は国内業者を使っています)

仮に使っている証券会社が倒産したらどうなるか?これも大丈夫。問題ありません。金融庁の認可を受けた金融商品取引業者であれば金融商品取引法によって分別管理が義務付けられていますので、証券会社が破綻したとしても、預けたお金は全額保護され、返還してもらうことができるのです。

ただ唯一、依存しているとしたら、それは通信状態。インターネットの回線がなくなれば取引ができなくなります。

そしてもう一つ、僕がトレーダーを選んだ理由があります。
この世が資本主義で動いている限り、必ずどこかに相場は存在します。そしてその仕組みは今も100年前も100年後も変わりありません。

相場のはじまりは17世紀後半の米相場からと言われています。その時から「買う人が多ければ相場は上がり、売る人が多ければ相場は下がる」という基本原則は今も変わってないのです。

もっとも新しい金融商品として暗号通貨がありますが、暗号通貨もこの原理と何も変わっていません。

つまり、トレード技術を一度身に付けてしまえば、それは未来永劫使い続けることができるということ。

例えば現在FXを主戦場としている人が、仮に為替相場がなくなったとしても、株式や暗号通貨、先物へと市場を移せばいいだけです。銘柄と市場の特徴が変わるだけで「やること、ノウハウ」は何も変わりません。

TAKA
TAKA

つまり、一度トレーダーになることができれば、その地位と資産と生活は地球上の誰も奪うことができないのです。

素晴らしいと思いませんか?
他にこんな職業はありません。スポーツ選手やミュージシャンなども実力がすべて、と思われますが、実は彼らの運命は「世論」が握っていますよ。

女性に暴行したり違法薬物で社会的に消えていったスポーツ選手や芸能人は何人もいます。また明らかな違法行為でなくても例えば不倫で消えた人もいました。

彼らは華やかな世界にいるだけで基本サラリーマンと変わりありません。

トレーダーは極端なことを言えば、刑務所にさえ入らなければ今の生活をキープできるのです。

僕がトレーダーになるまで。

こうした長々書いた理由から僕はトレーダーを目指すのでした。ここからは苦難の連続。はっきり言って生きた心地のしない時期が何年か続きました。

僕がトレードを志したのは2009年です。この頃は今と違ってほとんどネットでの情報がありませんでした。海外の著名なトレーダーさんが書いた本や証券会社が行っている、いかにも口座開設を目的としたセミナーだけでした。

それを言い訳にするつもりはありませんが、僕はトレードで稼げるようになるまで3年以上も掛かりました。

いまになって考えると理由は明らかです。

理由1:本気じゃなかったから。

まるで負け犬の言い訳みたいですが、これは本当のことです。よく勝っているトレーダーが大負けを経験して、そこで本気で勉強しようと思ったという話がありますが、僕にはそうした大負けがありませんでした。

はじめてFXをはじめた時、口座に入れたのが10万円。この10万円で「5000円勝った!」「3000円負けた…」とやっていたので成功者がいう「大負けで本気」という経験がありませんでした。

また僕はFXをはじめた時、ネットビジネスでそこそこ稼いでいたので、いま考えると別にFXで稼げなくても、さほど困らないという状況でした。

これが3年間、トレードで稼げなかった理由の一つです。

僕は弱い男です。退路を断たないと、困難に立ち向かえん。

By孫正義

上記はソフトバンクCEO孫正義のお言葉。やっぱり人は覚悟を決め退路を断たないと本気にはなりません。

理由2:そもそもトレードを理解していなかった。

トレードとは…
何かを知った、何かを分かったからといって勝てるようにはなりません。

トレードは技術でありトレーダーは技術職だということを当時の僕はまだ知らなかったのです。だから本を何冊も買ってきて読んでは試し、ダメならまた本を読んでは試しを繰り返していました。

これでは一向に技術は身に付きません。向上もしません。だから勝てなかったということにその時はまだ気づかなったのです。

理由3:プロ意識がなかった。

トレードに限らず、何かで稼ぐということは「その道のプロ」になるということです。医者は医療のプロだから高い報酬を得られる。弁護士は法律を通じて顧客に利益をもたらすプロだから報酬が得られる。

プロ野球選手とアマチュアの違いは何でしょうか?それは意識の問題です。高いプロ意識を持っているから報酬が発生します。学生気取りで野球をやっている選手は一人もいませんよね。

トレーダーも同じで、プロになるためにはまず意識からです。僕にはこの「プロ意識」が欠けていた。だから「1枚だけちょっと遊んでみようか」とか「相場が活発に動く平日の夜にお酒を飲んだり」とか、こうしたプロ意識の欠如がありました。

今思えば、こうした理由があったから3年間も稼げなかったんだと思います。しかし、そんな僕にも転機が訪れます。

いよいよ、追い詰められた…

ネットビジネスでそこそこ稼ぎのあった僕には危機感がなかった。その甘えはプロ意識の欠如や技術の向上からの逃げに繋がっていました。

そんな僕でしたが、いよいよ追い詰められてきます。先ほども書いたようにgoogleやペイパルから規約違反を通達され売上を一時的に失ったのです。でも、そこから一度は復活するのです。

取り扱うジャンルを変え、もう一度リスタートした僕は割と早い段階でビジネスを再構築することができました。

しかし、知っている人もいるかも知れませんが2011年頃、googleの検索エンジンが大幅なアップデートを行いました。俗にいう「ペンギンアップデート」というものです。

このアップデートにより、僕のやっていたビジネスは取扱い商品云々ではなくビジネスモデルそのものがダメになったのです。

TAKA
TAKA

完全にオワタ。。。

当時、稼ぐことに自信のあった僕は貯金もせず稼いだお金はすべて買い物や飲み代に消えていましたので、生活費すらなくなっていたのです。

ネットビジネスはダメになり、中途半端にやっていたトレードでは稼ぐこともできず、貯金もない僕は、最終手段…息子の学資保険を解約して生活をしていました。

TAKA
TAKA

学資保険が底を尽いた時、僕たち家族は一体どうなってしまうんだろう…

ここでようやく僕は退路を断った(正確には断たれた)、そして真剣にトレードに向き合ったのです。

学資保険が底を尽くまで約5ヵ月しかないと計算した僕は、その日から毎日チャートと向き合いました。しかし、それでも、なかなか勝てるようにならなかったんです。

この時僕は思いました。

TAKA
TAKA

そもそも、トレードで食っていくなんて本当にできるんだろうか?そんな人本当にいるのか?

それまでの努力を根底から覆す、こんな疑問が湧いてきたんです。SNSなどでは「FXで稼いだ」などとよく見かけますが、実際、生でそういった人を見たことがなかった僕は自分が努力して稼げなかったこともあり、「トレードで稼ぐ」ということ自体を疑い始めていました。

この時点ですでに精神がかなり病んでいたと思います。

ある人との出会い。

そんなある日。仕事仲間の紹介である人に出会ったのです。僕がトレードで勝てないという悩みを知っていた仕事仲間はFXで莫大な利益をあげているという人を紹介してくれました。

彼は後に僕の師匠になってくれる人でした。僕は失礼を承知で彼に聞いてみた。

「FXって本当に勝てるんですか?」
「ギャンブルじゃないんですか?」
「ぶっちゃけ、どれぐらい勝ってるんですか?」
「本当にFXだけで食っていけるんですか?」

思っていることをすべて吐き出してみたんです。すると彼から帰ってきた言葉は…

プロトレーダー
プロトレーダー

そういうことは、やり切ってから聞けよ。

この言葉で僕は目が覚めました。確かに僕は3年間、すべてが中途半端だった。分厚い本を買ってみたものの、最初の数ページしか読んでなかったり、手法は沢山学んだけど、どれ一つ自分の技術になるまではやってこなかった。

トレードノードを付けることもしてなかったし、過去のトレードを振り返って検証することもしてこなかった。トレードは夜9時からがゴールデンタイムだけど、その時間僕はすでに酒を飲んでウトウトしていた。

それを彼は見抜いていたんです。

やり切ってないから、こういった疑問が湧いてくる。やり切ってる人は勝てるか、勝てないかの答えを知っています。だから僕は「トレードを疑う権利はない」と言われた気がしました。

そして、はじめて本気で人生を賭けてトレードに取り組んでみようと思い彼の教えを受けてみたんです。

そこからのことは、もうほとんど覚えていません。ただ彼の教えを受けてからも何度も何度も挫折をしていたことだけは覚えています。

それでも僕は「やり切るまでは絶対にあきらめない」と自分に約束し、自分との約束を破るのはクズ人間だと自分に言い聞かせ、それだけがその時の僕の原動力でした。

僕は何も教わらなかった。

今思えば僕はテクニカル的なものは何一つ師匠から教わっていません。ここにトレード上達の最大のヒントがあります。

トレードというのは結局のところ技術なので誰かに何かを教わったところで、その通りできないのです。

「手法」や「やり方」というのはネット上にいくらでも転がっています。それを自分の技術として使えるまで何度も何度もトレーニングを重ねていく他ありません。

そのことに僕はようやく気が付きました。

ただ師匠には取り組み方や何をどのようにトレーニングしていくのかだけ教わりました。これは機会があれば詳しく記事にしていきますが、簡単にまとめると下記のようなことです。

ドル円だけに絞ったトレード
エントリーパターンを一つに絞る
時間足は1時間足とその上位、下位の足のみを見る
負けトレードを必ず検証する
トレードノートをつける
ダウ理論を取り入れる
感情的なトレードを徹底的に排除する

こうしたことを意識してトレーニングを積んでいきました。その結果、数ヵ月で僕のトレードは劇的に変わりトレードだけで食べていける自信が付いたのです。

息子の学資保険を解約してから、もうすぐ10年以上経過しましたが、結局あの危機感が僕の人生を大きく変えることになりました。

トレードは巷で言われるような片手間でできるほど甘い世界ではありません。サラリーマンや主婦が隙間時間にちょっとやってお小遣いを稼ぐ。そんな認識でトレードの世界へ来たのなら、それは大きな間違いです。

僕は弱い男です。退路を断たないと、困難に立ち向かえん。

By孫正義

やっぱりこの言葉がすべて。
このページを訪れたあなたは、おそらくトレーダーになりたいと思ってここへ来たはず。

そんなあなたの夢を壊すようで申し訳ないけど現実は甘くないです。トレーダーを目指すということはどういうことか?正しい認識を持って欲しかったので先に言いましたが、僕は決して無理とは言ってません。

今日、ここであなたが正しい認識を持つことができたなら、僕も長々と自己紹介を書いた甲斐がありました。

長いトンネルの先には必ず明るい未来があります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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